修復した海豚群霊供養碑に法要で手を合わせる富永住職=川奈

 伊東市川奈の海蔵寺(富永博道住職)は、境内にある海豚(いるか)群霊供養塔を修復し、3日、海豚供養法要を行った。大規模な法要は供養塔の建立以来40年ぶりという。

 1977(昭和52)年10月の建立から約40年がたち、雨や潮風にさらされ石碑(高さ約2メートル、幅0・8メートル)の傷みが激しくなり、同寺が修復した。文字や刻まれたイルカの絵が、見えにくかったことから表面をきれいに磨き、新たに2匹のイルカをイメージしたレリーフを取り付けた。

 法要には富永住職(65)と同寺の護持会役員13人が臨み、イルカの霊を慰めるとともに、供養塔の“リニューアル”を祝った。

 イルカ漁の基地として栄えた歴史がある川奈の地域性に触れながら、富永住職は「イルカは川奈と切っても切れない(縁のある)動物。今ではなくなったが、イルカ漁は川奈の歴史とともにある。きょうを機会に、地域の方たちにより関心を持ってほしい」とあいさつした。護持会の山田伸夫会長は「碑がとてもきれいになり、うれしい。碑を見て若い人たちにももっと、興味を持ってもらいたい」と期待した。

 【写説】修復した海豚群霊供養碑に法要で手を合わせる富永住職=伊東市川奈