受け入れた猫を抱きかかえる宮崎久美子さん=八幡野の譲渡型猫カフェ「にこまめち猫部」

 ■ペンション一室に「譲渡型カフェ」 宮崎さん夫妻「殺処分ゼロ目指す」

 伊東市八幡野のペンション、癒やしのわんこ宿「にこまめち」は、一室を譲渡型の猫カフェ「にこまめち猫部」として、受け入れた猫と里親との“縁結びの場”にしている。これまでに里親が決まった猫は38匹に達する。宮崎一歩さん(40)・久美子さん(55)夫妻は「本当に猫を大切にしてくれる人にあげたい。伊豆半島の猫の殺処分ゼロを目指していきたい」と話す。

 ペンションの10畳の部屋を猫部とし、今年の大型連休明けからスタートした。久美子さんによると、3年前に飼っていた猫の死をきっかけに猫の殺処分のことを知り、ショックを受けた。「ペットは飼う喜びがある。やさしい人に譲渡したい」との思いで取り組みを始めたという。

 “入部”する猫は、宮崎さん夫妻も正会員であるNPO法人伊豆楽園プロジェクトから受け入れ、不妊手術、ワクチン接種などを行う。普段は食事をきちんと取り、遊んだり、昼寝をしたりして過ごしている。ストレスがかからないよう、猫部にいるのは10匹以内にしているという。

 訪れるのは市内が中心だが、インターネットを見て東京などから来る人もいる。料金はワンドリンク付きで1時間千円、30分ごとに500円。里親として譲渡する際は、経費やワクチン代として8千円が必要。

 久美子さんは「猫のためになるのが楽しみであり、生きがい。もらってくれた人に感謝してもらえるのもうれしい」と話す。ペンションを営んでいるため、営業は午後1時半~3時半と短い。問い合わせは猫部専用〈携帯070(3246)1617〉へ。

 【写説】受け入れた猫を抱きかかえる宮崎久美子さん=伊東市八幡野の譲渡型猫カフェ「にこまめち猫部」