美しい背びれが特徴的なバショウカジキの剥製を手にする岩井さん=伊東市八幡野

伊東市八幡野の魚類剥製工房「リアル・アート」代表の岩井正さんがこのほど、巨大なバショウカジキの剥製を完成させた。特徴の美しい背びれが見事に再現された出来栄えに、岩井さんも満足している。

 制作を依頼したのは横浜市の会社社長の男性。8月に御蔵島沖で釣り上げたバショウカジキは体長250センチ、重さ21キロの大物だった。岩井さんは大切な背びれを傷つけないよう、ていねいに作業を進めたという。身と骨、内臓を取りのぞいた皮を防腐処理して、中に発泡ウレタンの型を入れ、着色してからウレタン樹脂を塗って仕上げた。

 乾燥するのに時間がかかり、3カ月かけて完成させたという。「背びれは折れやすく、皮も薄いので、加工が難しかった」と振り返った。

 【写説】美しい背びれが特徴的なバショウカジキの剥製を手にする岩井さん=伊東市八幡野