2018年は国政選挙の予定がなく、伊豆地区は上半期に東伊豆、函南の町長選、下半期に熱海、三島の市長選と河津の町議選が行われる。流動的な要素はあるものの、現時点での各選挙の状況を取材した。

 ■熱海市長選 現職、4選へ意欲 前回選敗れた2氏も含み

 任期満了(9月13日)に伴う熱海市長選は、現職の斉藤栄氏(54)=清水町=が4選を目指して出馬表明した。他に2014年の前回選で斉藤氏に挑んだ保守系2氏が出馬の可能性を探っている。

 斉藤氏は市議会11月定例会で早々と出馬を表明。11年間の実績をアピールし、一層の経済活性化、福祉充実に意欲を示した。

 対抗馬については前回選を戦った市議で会社役員の田中秀宝氏(49)=青葉町=が「後援会と相談して決めたい」と出馬に含みを持たせている。会社役員の森田金清氏(49)=春日町=は「現時点では白紙」と話す。一方で2人は「前回と同じ構図は避けたい」ともらしており、2人の動向が注目される。

 ■三島市長選 動き活発化は春先?

 任期満了(12月19日)に伴う三島市長選はほぼ1年後なだけに、まだ市内は静かな状況となっている。ただ2014年の前回が12年ぶりの無投票だったことから今回は「選挙戦はほぼ確実だろう」との見方が多い。

 三つどもえの選挙戦となった10年の前々回と違い、表面上は年明け早々から擁立に動く様子は見えず、うわさに上る新人も聞こえてこない。これを受けてか、現職豊岡武士氏(74)=2期=も態度を鮮明にしておらず、一部では動きが活発化するのは春先と見る向きもある。

 17年12月1日現在の選挙人名簿登録者数は9万2742人(男4万4971人、女4万7771人)。

 ■函南町長選 選挙戦突入は確実

 任期満了(4月10日)に伴う函南町長選は現職森延彦氏(70)=2期=と県議仁科喜世志氏(67)が出馬を表明し、選挙戦突入は確実な情勢だ。仁科氏の出馬により県議補選と現在定数1減の町議補選も同時に行われる見通し。

 前回選(2014年)は02年以来12年ぶりの無投票だったが、今回は昨年11月に仁科氏、12月に森氏が出馬表明した。両氏とも12月までに後援会組織を立ち上げたが、年末はリーフレットを作製するなど準備に費やして大きな動きは見えない。

 選挙日程は3月の告示、投開票が見込まれ、年明けから後援会員の拡大といった本格的な動きが予想される。一部で第三の候補者擁立による三つどもえの可能性を示唆する声もあるが、現段階で姿は見えない。

 同町の選挙人名簿登録者数は昨年12月1日現在、3万2224人(男1万5661人、女1万6563人)。

 ■東伊豆町長選 4選へ現職表明 3月13日告示、18日投開票

 任期満了(3月25日)に伴う東伊豆町長選(同13日告示、18日投開票)は、現職の太田長八氏(68)が4期目を目指し無所属で出馬する。同町長選で立候補を表明しているのは昨年12月18日に行った太田氏だけ。

 町長選は2010、14年と2回続けて無投票となった。連続無投票は1959年の町制施行以来初。3期目当選も初めてだった。

 現時点で太田氏以外に具体的な動きは見られない。

 ■河津町議選 動きなしも新人にうわさ

 10月9日の任期満了に伴う河津町議選(定数11)は、具体的な動きがまだないが、現職1、2人が引退、新人2、3人の出馬が取り沙汰されている。出直し町長選で前町長を支援したグループと現町長を支援したグループの“多数派工作”もありそうで、少数激戦が予想される。