高橋教育長(左)からねぎらいの言葉を受ける実行委員=市観光会館

 成人式が開かれた7日、伊東市内の美容室は朝早くから新成人の装いを整え、式に送り出した。式典会場では恩師や同級生との再会を喜んだ。

 ■半年間の活動「感謝」 教育長、実行委らねぎらう

 伊東市成人式実行委員会(後藤いづみ実行委員長)は式終了後、観光会館ロビーに集まり、準備を行った半年間を振り返り、高橋雄幸教育長からねぎらいの言葉などを受けた。

 実行委は新成人23人と先輩7人の30人で結成され、8月から計画を進めた。リハーサルを含め、6回の会議を経て本番を迎えた。

 高橋教育長は「実行委員をはじめ、協力団体に感謝している」と話し、後藤実行委員長は「実行委員会の人数が去年の倍以上いてまとめるのが大変だった。初めてのことをやってみたいと思い、自分たちで働きかけて活動した」と振り返った。

 ■恩師に近況 「活躍楽しみ」

 担任などを務めた市内の当時の各中学校の教諭も駆けつけ、出席者を祝福した。式では各校の教諭が代表で1人ずつ、新成人に向けて「これからの頑張りを期待している」などと、励ましの言葉を贈った。

 式終了後には会場前で、新成人が恩師と一緒に記念撮影をしたり、近況を報告したりする姿があった。5年前に市立宇佐美中で学年主任を務めた小川富子さん(61)は「教え子が今では一人前の社会人だったり、母親だったりして驚いた。これからの活躍が楽しみ」と語った。

 ■美容室、早朝からフル稼働 「キャビィ」華やかに50人仕立て

 成人式の7日、新成人を華やかに仕立てるため、早朝から美容室は大忙しだった。スタイリングが終わると店内から続々と着飾った新成人が姿を見せた。

 寿町の「キャビィ」は午前5時半から9時ごろまでに約50人を仕上げた。着付け、ヘアスタイリング、メーク、ネイルを個々の注文に合わせて行った。

 最も時間の掛かる振り袖の着付けは2人で1人を担当した。慣れない和服に「苦しい」といった声も聞こえた。

 スタッフの小松豊さん(45)は「1年で1番忙しい日。お祝いの手伝いをできてうれしい」と話した。

 近年の髪形は編み込みなど落ち着いた傾向にあり、自分で化粧をしてくる場合も多い。今年はネイルの注文割合が多かったという。

 ■BS、GS35人 会場前で祝いの言葉

 成人式の開式前、市観光会館の入口階段では開場に合わせ、市内のボーイスカウト、ガールスカウトの団員たちが新成人を出迎えた。

 ボーイスカウト伊東地区第2、3、5団の26人とガールスカウト伊東地区第49、92団の9人の計35人が参加した。団員たちは合図に合わせ、「おめでとうございます」と元気な声で祝福した。

 第5団所属、南中1年の佐藤墾(ひらく)君は「新成人にはいとこのお姉ちゃんがいる。緊張するけど元気よく声を掛けたい」と話した。約10年前から、毎年行っている取り組み。

 【写説】高橋教育長(左)からねぎらいの言葉を受ける実行委員=伊東市観光会館

 【写説】中学時代の恩師に近況を報告する参加者=伊東市観光会館

 【写説】式を前に着飾る新成人=伊東市寿町の美容室「キャビィ」(7日午前7時50分ごろ撮影)

 【写説】新成人を出迎えるボーイスカウト、ガールスカウトの団員=伊東市観光会館