浮き島現象で、浮かんでいるように見える初島の一部=伊東港から撮影

 ■強い寒気、網代で0.3度

 伊東市の伊東港沖の相模湾で12日、初島の一部が浮かんでいるような「浮き島現象」が見られた。静岡地方気象台によると、強い寒気の影響で同日午前7時27分、熱海市網代で、この冬最も低い0・3度を観測した。

 市観光会館付近の伊東港からは初島や対岸の陸地が、海の上に浮いてゆらゆらと揺れるように見えた。地元男性(64)は「見慣れていないとびっくりするかもしれない。寒さのバロメーターにもなる」と話した。

 浮き島現象は、蜃気楼(しんきろう)の一種。海上の大気が水温を下回る際に起きる。海面の水蒸気がレンズの役目をし、島や船などが浮いているように見える。低温で空気が澄む厳冬期に多いという。

 【写説】浮き島現象で、浮かんでいるように見える初島の一部=伊東港から撮影