ユネスコの求める世界ジオパークについて語る朝日さん=伊東ふれあいセンター

 ■「世界認定、ユネスコの考え」 写真展に合わせ開催―市振興公社

 伊東市振興公社は27日、松川町の伊東ふれあいセンターで開催中の「伊豆半島ジオパーク写真展」に合わせ、同センターで特別講演会を開いた。伊豆半島ジオパーク推進協議会専任研究員の朝日克彦さんが「ユネスコ世界ジオパークに求められるもの」と題して語った。

 朝日さんはユネスコ(国連教育科学文化機関)がジオパークに求めているものとして「持続的な地域の発展」を挙げた。「多くの人がジオパークは地質学だと思っているが、ユネスコの考え方は違う。大地の上の生態系、そこで生活する人々の文化や歴史の全てがジオパークだと考えている」と説明した。

 その上で、伊豆半島ジオパークもその考えを実現するための活動に取り組むべきだと提案。「具体的にはジオの資産を観光面などに活用して地域を発展させることも大切なのではないか」などと述べた。ユネスコの考えを理解して先進的な取り組みを進めるギリシャのジオパークの例も紹介した。

 朝日さんは北海道大大学院を修了後、国内外の大学などで地球環境科学の研究・指導に当たった。昨年4月に同協議会専任研究員に就くまでは、信州大山岳科学研究所の助教を務めていた。

 【写説】ユネスコの求める世界ジオパークについて語る朝日さん=伊東ふれあいセンター