佐野副市長(右)に意見を述べる関川さん(左)ら=市役所

 ■市、研究会要望も消極的

 伊東市八幡野に計画されている「伊豆高原メガソーラーパーク発電所(仮称)」の建設に反対する住民団体などは31日、市が近く事業者に宅地造成等規制法に基づく許可を出す見通しを示したことに対して異議を唱えた。市は、基準を満たしている以上許可せざるを得ないとの考えを示し、住民団体が求めた「研究会」の開催にも消極的な姿勢を見せた。

 6団体の代表ら7人が市役所を訪れ、佐野博之、若山克両副市長と面談した。伊豆メガソーラー建設の中止を求める会の関川永子代表は「住民説明会が開かれる前に、許可の見通しを示すのはおかしい」と訴えた。若山副市長は「審査には異例の長い時間をかけている。すでに補正するものはないので、ここからさらに時間をかけるのは困難」と現状を説明した。

 住民との協議が整うまで許可を出さないでほしいという声に、佐野副市長は「現実的に、今後数週間で許可せざるを得ない」と述べた。許可の条件に「住民合意」を付け加えることに対する法的な拘束力はあるのかとの問いに対しては、佐野市長が「(拘束は)難しい」と答えた。研究会開催を見送る代わりに、担当者による説明を行う考えを示した。

 【写説】佐野副市長(右)に意見を述べる関川さん(左)ら=市役所