会見を開いて説明するよう要望する中川さん(右)=市役所

 ■13日開会臨時会に、市長権限強化など盛る 市「制定必要ないと考える」

 伊東市は13日開会の市議会臨時会に、東海大教授の佐藤聖さん(61)=新井=の直接請求を受けた大規模太陽光発電所(メガソーラー)の設置を規制する「国際観光温泉文化都市伊東における太陽光発電設備設置事業に関する条例」案を小野達也市長の意見書を付けて提出する。

 条例は総則、保全地区、設置事業の実施に関する手続き、太陽光発電設備の維持管理など全7章で構成。許可の取り消しをはじめ、市長権限の強化などを盛り込んでいる。

 意見書は、法定数を上回る有効署名者数4766人の署名があったことを厳粛に受け止めるとしながらも、手数料の徴収に関する事項は直接請求の対象としていないなど、制定に当たっては修正や規則の制定の必要性を指摘。市によると、軽微なものを含めると具体的に修正は132カ所、規則委任されている24項目で規則化が必要という。「公布後、即日施行する」とあるのも十分な検討を必要とすることから極めて困難、と述べている。

 市も条例案を市議会3月定例会に提案する予定のため、この条例案は「制定の必要はないものと考えている」とし、市議会に慎重な審議を求めている。

 ■市長に会見で説明申し入れ 創業社の事業目的、疑問の市民

 伊東市八幡野地区の大規模太陽光発電施設建設計画が注目される中、同市の小野達也市長が創業した海産加工業「丸達水産」の事業目的に「太陽光発電等の再生可能エネルギー事業に関するコンサルタント」の項目が追加されたことを本紙の報道で知った市民が6日、経緯を説明するための会見を開くよう市に申し入れた。

 申し入れを行ったのは八幡野の元会社役員中川洋三郎さん(73)。市役所を訪れ、市政戦略課の職員に要望を伝えた。職員は「市長に伝える」と答えた。中川さんは「(計画の白紙撤回を求めてきた)言動との整合性がない。市長は会見を開いて、市民にきちんと説明してほしい」と語った。

 【写説】会見を開いて説明するよう要望する中川さん(右)=伊東市役所