合同演奏を行うブラスクリニック参加者=伊東高城ケ崎分校

 ■楽器別に「音の出し方」

 伊東市音楽連盟(高橋誠理事長)は10日、創立30周年記念事業の一環として県立伊東高城ケ崎分校で「ブラス・クリニック」を開いた。市内の中学、高校の吹奏楽部の部員と同連盟に加盟する吹奏楽団体のメンバーら70人が、第一線で活躍しているプロ奏者の指導を受けた。

 演奏の楽しさや良い音を出すコツなどを身に付けてもらうためにプロから直接学ぶ機会を提供しようと、同連盟が初めて企画した。コンクールの審査員やオーケストラの首席奏者ら8人が講師を務めた。

 クリニックには市立門野、宇佐美、対島中と県立伊東高城ケ崎分校の吹奏楽部の部員、伊東シティウインドオーケストラと伊豆ウインドアンサンブルのメンバーが参加。中高生のための楽器別クリニックとパート別講習、合同演奏に取り組んだ。

 楽器別クリニックの参加者はトランペット、フルート、クラリネット、サクソフォン、パーカッションなど8クラスに分かれて、講師から「良い音の出し方」を学んだ。「楽器を押し付けず、唇をしっかり振動させて」(トランペット教室)、「楽器をきちんと構えて、すーっと息を出すイメージで」(クラリネット教室)などのアドバイスを受け、音を出した。

 城ケ崎分校吹奏楽部の小川奈々さん(2年、フルート)は「プロから教えてもらえるのはとてもうれしい。基礎からきちんと学び直すことができてよかった。音の響きが良くなった気がする。習ったことをこれからの演奏に役立ていきたい」と話した。

 楽器別クリニックとパート別講習の後、合同演奏に挑戦した。全員でヤン・バンデルローストの「アルセナール」とトーマス・ドスの「セントフローリアン・コラール」を演奏した。クリニックで習ったことを生かして、音楽室いっぱいに美しく力強い音色を響かせた。

 【写説】合同演奏を行うブラスクリニック参加者=伊東高城ケ崎分校