雪が残る大室山を背に山焼き点火セレモニーを行う代表者=大室山登山リフト第2駐車場

 ■セレモニーでカヤに点火

 伊東市の大室山山焼保存会(会長=稲葉明夫・池区長)は11日、残雪のため予定していた大室山の山焼きを延期し、大室山登山リフト第2駐車場で式典・神事のみを行った。会員と市、市議会、観光関係者ら約80人が参列し、大室山や市内観光の発展などを祈った。山焼きは1週間順延し18日に行う。噴火口の中を焼く「お鉢焼き」は午前9時半、全山焼きは正午に点火する。

 神事では出席者が、順に玉串を祭壇にささげた。点火セレモニーでは、代表者が一斉に用意されたカヤにたいまつで火を付けると、勢いよく燃え上がった。

 稲葉会長は「700年の歴史がある山焼きが今後、新たな安全策を講じながら800年、900年と続くよう、ご協力を願いたい」とあいさつした。佐野博之副市長、井戸清司市議会議長、中田次城県議らも祝辞を述べた。

 大室山の山焼きは、池区が山の保全と良質なカヤを採取することを目的に始めたといわれる。現在は伊東に春を告げる観光行事として知られる。

 【写説】雪が残る大室山を背に山焼き点火セレモニーを行う代表者=大室山登山リフト第2駐車場