訓練用プールで平行捜索訓練を行う参加者=横浜市の海上保安庁横浜海上防災基地

 ■座学、実技で技術向上

 静岡地区水難救済会「静岡広域DRS(ダイビング・レスキュー・ステーション)救難所」に指定されている認定NPO法人アンダーウオータースキルアップアカデミー(本部・伊東市富戸、村田清臣理事長)はこのほど、横浜市の海上保安庁横浜海上防災基地で第3管区海上保安本部特殊救難基地所属の潜水士(通称・海猿、略称・特救隊)らと潜水捜索の合同訓練を実施した。県内水難救済会では初めてで、伊東市や南伊豆町、沼津市などから救助登録者21人が参加し、座学と実技を通じて技術の向上を図った。

 実技では荒天訓練用プールで、波がある状態での捜索訓練やヘリコプターの推力で発生する風の体験、水深10メートルの潜水訓練用プールでは特救隊の指導のもと、耳抜き、結索訓練を行った。特救隊の狭所突破訓練、ヘリコプターからのつり上げ救助訓練も見学した。

 海上防災基地での訓練は全員が初めて。参加者は本格的な施設で特救隊の指導を受けたことで、定期的な訓練でより一層の技術向上を図り、海難救助活動へ役立てる気持ちを強くした。

 同NPOは2016年4月、静岡広域DRS救難所に指定され、昨年は12回救援出動した。昨年12月に東伊豆町で起きた潜水事故で、駿東伊豆消防本部、特救隊の潜水士と連携して捜索活動を行ったことで特救隊とのさらなる連携の必要を感じ、訓練を実施することにしたという。

 【写説】訓練用プールで平行捜索訓練を行う参加者=横浜市の海上保安庁横浜海上防災基地