車椅子のまま乗降できるUDタクシー=鎌田の伊豆交通

 ■車椅子の乗降可能 市内初「伊豆全体に普及を」

 伊東市のタクシー会社、伊豆交通(本社・同市鎌田、森下徳孝社長)は市内で初めて、車椅子での乗降も可能なユニバーサルデザイン(UD)タクシーを導入、15日から運転を始める。森下社長は「月決め予約ではなく必要な時に乗れるので、お年寄りや車椅子の人にぜひ利用してほしい」と呼び掛けている。

 国、県の補助を受けて導入したのはトヨタ自動車の「ジャパンタクシー」。台数は1台、色は藍。スライド式のドア、乗り降りに便利な低床フロアなどを備える。森下社長によると、車椅子の人が利用する場合、後部は付き添いの人と2人、運転手を入れて3人の乗車になるという。運賃は一般のタクシーと同じで、初乗りは700円。

 UDタクシーを1台導入するには、ユニバーサルドライバー研修(バリアフリー研修)を修了した運転手が3人必要。同社は3人が修了しているほか、森下社長は研修を行う講師の資格を持っている。森下社長は「研修を受けることで接遇も向上する」と話し、最終的には50人近い運転手全員が研修を受け、UDタクシーの数も増やしていきたい考え。

 県タクシー協会理事で、伊東支部長も務める森下社長は「UDタクシーがもっと普及してほしいとの声も聴いている。研修を受けたドライバーが伊豆全体に広がり、観光地である伊豆を訪れた人が利用しやすいUDタクシーが増えていけば」と期待している。

 UDタクシーの利用は、伊豆交通〈フリーダイヤル0120(36)4692〉へ。

 【写説】車椅子のまま乗降できるUDタクシー=伊東市鎌田の伊豆交通