「中高生未来創造コンテスト」で最優秀賞に輝いたメンバー=伊東商業高

 ■高齢者の孤立防止へ 「求人案内所」提案

 県立伊東商業高3年生5人のチームは「中高生未来創造コンテスト」(読売中高生新聞、日本政策金融公庫主催)で全国1位の最優秀賞を受賞した。「社会から孤立する人をなくそう」という課題に対し、働くことで高齢者の孤立を防ぐ提案を行った。高齢者向けの求人案内所、外に出られない高齢者宅を利用した稼業を考えた。

 メンバーは太田歩花さん(熱海中出)、東野宙君(対島中出)、加藤拓斗君(南中出)、山本樹利君(同)、藤井うららさん(同)。5人は募集要項にある「老老介護」ついて、高齢者向けのアイデアを考えた。

 太田さんの知り合いの高齢者が腰の病気で普通の求人では働けない事例を挙げ「高齢者が社会から孤立するのは体の衰えに伴って働けない人もいるからではないか」と仮説を立てた。その後、ハローワークと市役所で調査を行い、労働内容が限定された「単身高齢者向けの求人がない」という実態を知った。

 5人が考えた求人案内所「働ケーション」は高齢者が個人情報を会社が求人募集を登録した後、求人に適した高齢者がいる場合、仲介するシステム。さらに寝たきり、引きこもりで外に出られない高齢者には、1人暮らしの若者への貸し室、フリースペースの提供などで収入を得るという提案もした。

 リーダーの太田さんは「今まで5、6回コンテストに応募したが、駄目だった。最後に賞を取れて良かった」と喜びを語った。

 応募総数は274件。今後は市の協力を得ながら実現に向けて活動するという。

 【写説】「中高生未来創造コンテスト」で最優秀賞に輝いたメンバー=伊東商業高