イタリア・トリノ国立大の日本語学科の学生と山田さん(最後列右から3番目)

 伊東市を拠点に活動する書道家・山田修也さん(59)はこのほど、イタリアのトリノ国立大学に招かれ、日本語学科の学生35人に書道を教えた。山田さんは「日本に憧れを持つ学生が多かった。海外の学生に教え、『日本の書道』を世界のアートにしたい」と話した。

 2日間授業を行った。1日目は縦、横の線の練習と、文字の基本を全て併せ持つ「永」を練習し、2日目に好きな1文字を書いた。イタリア語で意味を置き換えたり、文字の形で選んだりした。清書は字の美しさだけでなく、おおらかさなど内面も講評した。学生は「楽しかった。またやりたい」と話したという。

 山田さんは「日本の書を通じた文化交流を目指している。日本従来の考え方ではなく、海外に合わせ、世界に発信したい」と語った。

 昨年3月トリノのMAOオリエント美術館で開かれた日本イタリア国交150周年記念「煌(きらめ)く日本の現代書・巨匠展」で日本の書道が注目され、文化庁からの要請で実現した。定期的な講座になる予定という。

 【写説】イタリア・トリノ国立大の日本語学科の学生と山田さん(最後列右から3番目)