重い障害のある人の入浴を補助する機器を備えた浴室=富戸の生活介護事業所「こもれび」

 ■浴室に補助機器 いこいの里「福祉向上の一助に」

 社会福祉法人城ケ崎いこいの里(竹安広峰理事長)は1日、伊東市富戸に重度心身障害者を受け入れることができる生活介護事業所「こもれび」を開所した。市内にはこれまで、重度心身障害者に対応できるデイサービス施設が少なく、開所が待ち望まれていた。

 同法人の運営する特別養護老人ホーム「城ケ崎いこいの園」の隣接地約3千平方メートルの敷地に、鉄骨造り平屋建て約500平方メートルの建物を新築した。総工費は約1億7700万円で、国と県の補助を受けた。館内には多目的ホール、作業指導室、浴室、医務室、調理室などがある。浴室には、重度障害者に対応できる機器を備えている。

 利用者は、軽作業、レクリエーション、創作活動、季節の行事、イベントなどに取り組む。昼食、送迎、入浴サービスも提供する。看護師を含む約20人のスタッフが対応する。当面はデイサービス事業のみを行い、様子を見ながらショートステイも実施していくという。

 この日の開所式で竹安理事長は「支援してくれた多くの人たちのおかげで開所にこぎ着けることができた。職員一同期待に応えられるよう努力し、市の福祉向上に役立っていきたい」とあいさつした。市手をつなぐ育成会の山本真由美会長は「これからは重い障害のある人たちがゆったりとしたスペースで一日を過ごすことができる。開所を待ち望んでいた人は多い。本当にうれしい」と語った。

 【写説】重い障害のある人の入浴を補助する機器を備えた浴室=伊東市富戸の生活介護事業所「こもれび」