郷土を紹介する冊子の最終確認を行う「史の会」会員たち=生涯学習センター池会館

 ■石造物など40点 写真と文章で紹介

 伊東市の池区(稲葉明夫区長)と池歴史研究「史(ふみ)の会」(高橋尊顕会長)は、地域の歴史を紹介する冊子「私たちの郷土 池のこと―石仏・石造物・記念碑・文学碑など」の発行準備を進めている。池地区から大室山にかけて残る石造物など約40点を写真と文章で紹介する。今月中の発行を目指して会員は11日、生涯学習センター池会館で原稿の最終確認を行った。

 同区は長年にわたって地域の歴史を紹介する活動に取り組んでいる。その一環として16年に「私たちの郷土 池のこと」の第1弾を発行した。そこでは主に池の隧道(ずいどう=トンネル)工事のことを取り上げた。今回の第2弾は、地域の歴史を再確認すると同時に池地区を散策する人たちのガイドブック的役割を果たす内容を目指した。

 会員らは昨年秋ごろから準備を進めた。候補を選び、写真と紹介文を用意した。冊子はカラー印刷の20ページ。「天皇皇后両陛下池行幸啓記念碑」などの記念碑・建造物・銘板、「道祖神」や「馬頭観音」などの石仏・石造物、「高浜虚子」らの文学碑、「おたまばあさんの石」などの自然石を取り上げた。

 高橋会長は「市外から訪れた人や若い人たちにも一目で分かるよう、写真を多く使った。記念碑などを探しながら地区の散策を楽しんでもらえるよう、案内地図も掲載した。多くの人に手に取ってもらえることを期待している」と話した。稲葉区長は「冊子を通して、郷土のことを大切に思う区民の気持ちが伝わればうれしい」と語った。

 【写説】郷土を紹介する冊子の最終確認を行う「史の会」会員たち=伊東市生涯学習センター池会館