玖須美区の事業などについて語る稲葉元区長=和田湯会館

 ■稲葉元区長講演、秘話語る

 伊東市の第11回「山頭火まつりと区民の郷土の歴史を知る週間」(玖須美文化振興会主催)の行事として15日、竹の内の和田湯会館で記念講演が行われた。元区長の稲葉秀一さんが「山頭火まつりまでの道程」、市学芸員の金子浩之さんが「玖須美の名所(旧跡)を訪ねて」をテーマに語った。

 稲葉さんは「芝の湯」(玖須美温泉会館)や「和田湯」(和田湯温泉会館)の建設、種田山頭火句碑の建立などについての秘話を語った。和田湯の場所には木造3階建ての旅館「松林館」が建っていたが、当時の経済状況などから無償で区に返還されることなった、と説明した。

 山頭火の句碑建立には区民をはじめとした善意が大きな役割を果たし、竹筒募金による寄付は94万7491円になったという。「区議、区長合わせて37年の中で、この時ほど区民の心が一つになったことはなかった」と振り返った。

 【写説】玖須美区の事業などについて語る稲葉元区長=伊東市和田湯会館