■「和解へ積極的活用を」

 交通事故被害者と損害保険会社間の和解を仲介する公益財団法人「交通事故紛争処理センター」の静岡相談室はこのほど、2017年度の仲介実績を発表した。280件(人身事故221件、物損事故59件)を仲介し、241件(人身事故195件、物損事故45件)で示談が成立した。16年度に比べ、仲介・示談成立件数とも20%以上増加した。

 同センターは事故被害者のサポートを目的に1974年に設立された。静岡相談室は2015年に開設された。専門の嘱託弁護士が自動車事故をめぐる損害賠償について、中立公正な立場で事故被害者と保険会社の間に入り和解案を提示する。

 静岡相談室の利用者は静岡、浜松両市の市民がほとんどで、17年度の伊豆地区の利用者は23人と全体の8%足らずだったという。同相談室の村瀬健一事務長は「伊豆地区にも、保険会社の提示した賠償額に納得できないのに交渉に不慣れで諦めている事故被害者は多いと思う。もっと積極的にセンターを活用してほしい」と呼び掛けている。

 同センターは損害保険会社からの寄付金を財源に運営されており、無料で利用できる。弁護士費用もかからない。静岡相談室の住所は静岡市葵区黒金町11の7、三井生命静岡駅前ビル4階。利用希望者は事前に電話で予約する。予約は平日の午前9時~午後5時に同相談室〈電054(255)5528〉へ。