ジオ世界認定を祝う横断幕が掲出され、大型連休初日からにぎわうリフト乗り場=大室山山麓

 ■池観光開発 「魅力伝えること役割」

 好天に恵まれた大型連休初日の28日、世界認定された伊豆半島ジオパークの代表的なジオサイトとして知られる伊東市の大室山は、多くの観光客らで終日にぎわった。

 大室山登山リフトを管理運営する池観光開発は世界認定後、「伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク認定」と記した横断幕を山麓と山頂に掲示している。先日、リフト利用者500組に、大室山をイメージしたクリスタルガラス製の記念品をプレゼントした。配布開始から1時間ほどでなくなる盛況ぶりだったという。

 来訪者たちは山麓から、腕を伏せたような美しいシルエットが特徴の全景を、標高580メートルの山頂から伊豆七島や富士山などが遠望できる絶景を満喫した。千葉県柏市から家族3人で来たという会社員男性は「世界認定は知らなかった。20年ぶりに山頂に行き、家族全員で景色を見るのが楽しみ」と話した。

 前日には、滋賀県の中学3年生約220人が修学旅行で訪れるなど、伊豆のジオサイトとして大室山は集客が期待されている。同社常務の青木英明さんは、世界認定を喜びながらも「まだ一般的な認知度が十分ではないので、これから分かりやすく魅力を伝えることがジオサイトで仕事をする者の大きな役割」と話した。

 【写説】ジオ世界認定を祝う横断幕が掲出され、大型連休初日からにぎわうリフト乗り場=伊東市の大室山山麓