島の仲間と触れ合うちとせ(右)=伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園

 伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で、人工保育中のワオキツネザル「ちとせ」の群れ入りの顔合わせ訓練が行われている。ちとせは、園内のワオキツネザル島に住む26匹に交じり、飼育員の腕に捕まりながら仲間のサルと鼻を突き合わせたりじゃれたりして遊んでいる。

 ちとせは3月11日に生まれ、母親「チェント」が群れの“階級闘争”の中で育児放棄したところを4月上旬、飼育担当者が保護した。人工保育器で育ち、ワオキツネザルの縫いぐるみを母親代わりにしがみつく。

 飼育員の川田大輔さんは「島にいた時期もあるので仲間のサルとの関係も良くなり、人の手も恐れない。お客さんにもフレンドリーになってほしい」と話した。

 天候や体調にもよるが、毎日午後2~3時に行う。夏までに群れに戻るのを目標にしているという。

 【写説】島の仲間と触れ合うちとせ(右)=伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園