伊東市内で保護されたミゾゴイ

 環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に区分されているサギ科の夏鳥ミゾゴイが、伊東市内で保護された。翼が折れており、市環境課などを通して静岡市立日本平動物園に送られた。

 ミゾゴイは7日、同市池の県道中大見八幡野線でタケノコ掘りに来た市内の男性によって見つけられた。「見たことのない鳥がよたよた歩いていた。けがをしていたので、連れて帰った」と振り返った。その後、伊豆野鳥愛好会の酒井洋平会長に連絡し、ミゾゴイだと分かった。

 酒井会長によると、ミゾゴイは日本のみで繁殖する鳥で、フィリピンなどの東南アジアで越冬する。越冬地の森林の減少や国内の繁殖環境の悪化などにより個体数は減少しており、現在は世界中で千羽程度しかいないといわれている。

 酒井会長は「沢の近くの林の中の大木に営巣し、ミミズや沢ガニ、昆虫などを食べている。夜行性なので姿を見ることはほとんどない。今回見つかったミゾゴイは翼が折れていたので、そのままだったら死んでいたと思う。保護されて良かった」と話した。

 【写説】伊東市内で保護されたミゾゴイ