犠牲者の等身大パネルには写真、遺族の思いなどが貼られている=県立伊東高

 ■等身大パネル30体

 県の「生命のメッセージ展inふじのくに」が12日、伊東市岡の県立伊東高で始まった。ずらりと並ぶ交通事故犠牲者の等身大パネルには写真のほか、子どもを亡くした遺族の悲痛な思い、加害者への怒りなどがつづられている。生前に履いていた靴も添えられている。15日まで。

 会場には“メッセンジャー”と呼ばれる等身大パネル30体が飾られている。飲酒運転で追突事故を起こし、逃走中のワゴン車に追突され、90メートルも引きずられて命を落とした19歳の男性、小学校に入学してわずか1カ月ちょっとで整列して歩いていた歩道に突っ込んできた車の犠牲になった6歳の女児など事故の様子とともに、遺族の無念さ、今も変わらぬ子どもへの愛情あふれる言葉などが添えられている。命のいとしさを赤い毛糸に託してつなぐコーナーもある。

 生命のメッセージ展は高校生に命の大切さを再認識してもらい、交通事故の防止を図るため、2017年度からスタートした。本年度は12校を予定し、5月は同校のほか、静岡城北高、聖隷クリストファー中・高、沼津工業高で開催する。伊東高は「第71回伊高祭」期間で、13日の一般公開時に見学できる。

 【写説】犠牲者の等身大パネルには写真、遺族の思いなどが貼られている=伊東高