■提出書類の数値誤り「軽微」 小野市長、知事へ意見書追加分

 伊東市八幡野地区で計画されている大規模太陽光発電施設(メガソーラー)建設の林地開発許可を巡り、事業者から提出された書類の数値に誤りがあった問題で小野達也市長は15日までに、数値の誤りが意図的とは確認できず、市が出した宅地造成等規制法(宅造法)の許可に影響を与えるものではないとの考えをまとめ、林地開発許可に関わる意見書の追加分として川勝平太知事に提出した。小野市長が同日、市役所で記者会見して明らかにした。

 同計画に関しては、市民団体からの指摘で事業者が市に提出した調査用道路の森林伐採面積の数値に誤りのあることが分かった。数値に疑義が生じたことを受け、市は業者に説明を求めるとともに2月15日に許可した宅造法に基づく申請書類についても再精査を行い、数値の誤りが判明した。

 市は森林伐採面積の数値の疑義について「人為的なミスとする説明は納得できないが、それを否定する根拠はない」、宅造法の申請書類については「誤りの理由を人為的ミスとする事業者の説明に合理性を欠く部分はなく、誤りは軽微」などとそれぞれ判断した。

 会見で小野市長は「(宅造法に基づく許可の)取り消しはできない。法にのっとった対応をせざるを得ない。理不尽だが仕方がない」と語った。今後について「建設について住民の同意は得られてなく、話し合いも少ない。今後の協定締結などに市も関与していく」との考えを示した。

 林地開発許可については、県森林審議会と地元市長の意見を踏まえて知事が決める。審議会は条件付きで許可する答申案をまとめている。小野市長は3月に意見書を提出しているが、数値の誤りが明らかになったことを受けて今回、追加の意見書を提出した。