頼近さん(左)の講話を聞く生徒=伊東高

 ■遺族の痛み語る

 県立伊東高定時制(成田優校長)は14日、NPO法人・いのちのミュージアムの頼近静瑛さんを招き、「生命のメッセージ展」の講演を行った。29人は頼近さんの体験から生命のつながりを学んだ。

 同展は交通事故などの犠牲者をメッセンジャーとして等身大パネルで展示したり、遺族が講演したりする。頼近さんは2011年8月に高校2年生の息子佳和さんを交通事故で失った経験を元に講演活動をしている。事故に遭ったのが息子だと分かり血の気がうせたこと、友人に「お願いだから生きて」と言われて立ち直り、事故の解明に努めたことなどを話した。

 頼近さんは「息子がどれだけの人に愛されていたかを知り、メッセンジャーとして生きてほしいと思った。世界でただ一つの授業だと思って役立ててほしい」と涙をぬぐった。

 4年生の木村七海さんは「残された人の話を初めて聞いて心が痛くなった。話を聞けて良かった」と話した。

 終了後、同校に展示されている30体のメッセンジャーを見学した。

 【写説】頼近さん(左)の講話を聞く生徒=伊東高