工事(準備工)について説明する合同会社の担当者(左)ら=市役所

 ■「許可の範囲内で」 宅造法変更未許可、小野市長「考えられない」

 伊東市の八幡野地区で大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の建設計画を進める伊豆メガソーラーパーク合同会社は23日、市役所で会見を開き、24日に工事(準備工)に着手する考えを明らかにした。計画に反対する住民グループは23日、市に厳しい指導を求める申し入れを行った。

 同社によると、工事は市が宅地造成等規制法(宅造法)に基づいて出した許可の範囲内で行う。県の林地開発許可は出ていないが、今回の工事に関して林地開発許可は不要と判断したという。

 市は6月1日に、メガソーラーの建設を規制する条例を施行する。条例施行を前に着工を急いだのではないかとの質問に合同会社の担当者は「工期が限られており、一日でも早く着手したかったため、まずは許可の出ている工事から始めることにした」と説明した。看板の設置や防犯フェンスの設置などを行う予定だという。

 同社は同日までに、宅造法に基づく着手届を市に提出したという。市は、書類の変更や地元住民への説明不足などを理由に受け取っていないとしている。住民説明について担当者は「現地事務所で随時説明を行う態勢をつくる。要望には誠意を持って対応する」と述べた。

 反対グループの代表は「とうてい納得できない。こんな不誠実な事業者と良好な関係を結べるはずがない」と怒りをあらわにした。小野達也市長は「宅造法の変更許可が済んでおらず、林地開発許可も出ていない今の段階での着工は、普通では考えられない」と述べた。

 【写説】工事(準備工)について説明する合同会社の担当者(左)ら=伊東市役所