■敷居低く、定期行事も

 伊東市は本年度、商店街活性化のために「商店街にぎわい創出イベント助成事業」を新たに実施する。市商店街連盟の加盟商店会が実施するイベントに補助金を出す。補助金の運用を同連盟に任せ、各商店会が独自の取り組みを進めやすくする。市産業課は「商店会のニーズにあった支援を行うことで、活性化につなげていきたい」と新規事業に期待している。

 商店街を対象にした市の助成制度としてはすでに、「商業パワー全開事業補助事業」がある。各商店会が新規に行う事業に2分の1(最大50万円)の補助を行う。同事業には▽対象が新規事業▽次回から全額商店会負担で継続実施する―などの条件があったため、小さな商店会からは「敷居が高い」などの声も出ていた。

 新たな助成事業では、大売り出しや商店街祭りなどの定期的なイベントも補助の対象になる。同課は「静岡デスティネーションキャンペーンや東京五輪・パラリンピックなどで伊東を訪れた人たちをにぎやかな商店街で迎えられるよう、各商店街が補助金を活用して独自の取り組みを進めてほしい」と呼び掛けている。

 市は商店街連盟に事業費として100万円を交付した。同連盟は今後、加盟する商店会の要望を聞きながら補助金の使途を検討する。連盟事務局の伊東商工会議所は「財政基盤の弱い小規模な商店会も多く、助成制度の新設はうれしい。補助金の有効な活用方法を早急に決めていきたい」と話した。