観劇する園児たち=八幡野幼稚園

 ■伊東高演劇部が協力 環境考えるきっかけに―八幡野幼

 伊東市赤沢の音楽家みつとみ俊郎さん(68)はこのほど、県立伊東高演劇部の協力で、子ども向けミュージカル「みんなの森」を市立八幡野幼稚園で上演した。同幼稚園と八幡野保育園の4歳児49人が集まり、歌や踊りを通して自然環境や多様性を感じ取った。

 2016年の春から企画を考えていて同校には17年10月ごろ提案した。世界中の子どもたちが自分たちで演じて、他者との「違い」や環境を考えるきっかけをつくるのが目的。

 物語は草食のヒツジの群れと肉食で孤独なヤマネコが対象的に登場する。ヒツジは主食の草が多く生え「森が無くなればいい」と考えていたがヤマネコに正される。ある日、森が火事になって、物知りの亀に教えを聞き、みんなで森と草原の間に「防火線」を作って燃え広がるのを防いだ。

 伊東高演劇部10人はナレーターの語りと音楽に合わせ、大きく体を使いながら演じた。子どもたちは真剣なまなざしで演劇を見つめ、終了後は「面白かった」と話した。演劇部部長の十文字姫凪さん(3年)は「緊張したけど静かに話を聞いてくれて良かった」と話した。

 みつとみさんは「言葉ではなく劇から何かを感じてほしい。考えるヒントになればいい」と語った。

 みつとみさんはNHKの子ども向け音楽番組に携わっていたという。動画はインターネットで配信予定。

 【写説】観劇する園児たち=伊東市の八幡野幼稚園