代表質問を行う中田氏=県議会議場

 ■住民への説明不足など指摘

 伊東市八幡野地区に大規模太陽光発電施設(メガソーラー)建設を計画する東京都内の事業者について、川勝平太知事は、信頼性に欠けるとの見方を示した。26日の県議会6月定例会で、同市選出の中田次城氏(ふじのくに県民クラブ)の代表質問に答えた。

 川勝知事は事業者が信頼性を損ねた理由として、林地開発許可の申請書類に不備があり補正に時間を要した点、森林審議会開催後も申請内容にたびたび不備が見つかった点、住民への説明が不十分な点などを示した。さらに、「所定の法手続きが完了する前に宅造法(宅地造成等規制法)に基づく工事に着手しようとしたことは、自らの信頼性を傷つける行為だった」と断じた。

 市のメガソーラー規制条例の適用については「伊東市長が判断することで、県に解釈権はない」と断った上で、「6月1日の時点で工事に着手していないと認識している」「開発事業に反対している伊東市長の姿勢を支持する」と述べた。

 ただし、森林法に基づく林地開発許可の判断については「市長の意見書、審議会の答申に付された意見を尊重し、法令にのっとり最終的に判断する」と従来と変わらない考えを示すにとどめた。

 知事判断の時期について難波喬司副知事は、審議会を4回も開いたことや答申に付帯意見が付いたことを「異例」と表現し、「慎重に検討している。迅速に判断しなければならないが、異例なので少し時間がかかると思う」と述べた。

 【写説】代表質問を行う中田氏=県議会議場