■最終本会議で発議

 伊東市のホテル跡地購入を巡る収賄容疑で前市長の佃弘巳容疑者(71)が警視庁に逮捕されたことを巡り、市議会は27日に議会運営委員会を開き、28日の6月定例会最終本会議で「土地取得に関わる監視機能強化特別委員会」設置を発議することを決めた。

 特別委員会の目的は「土地取得の状況調査と制度改正についての調査研究」。佃容疑者の在任期間中の土地取引を検証し、再発防止策を検討する。委員定数は9人で、最終本会議で可決後に委員会を開き、正副委員長を決める。

 議運の決議では、「伊東新時代。」が「特別委員会の付議事項が不十分」などとして、発議に反対した。会派代表の杉本一彦氏は「特別委員会設置には賛成だが、土地取得に限定せず、公共事業入札などを含めて広く調査すべき。制度改正にとどまらず、政治倫理にまで踏み込んだほうがいいのではないか」と反対理由を説明した。

 井戸清司議長は「設置に関してはおおむね賛成だと受け止めている。この方向で進めていきたい。事件になった土地取得に絞ってスピーディーに調査を進め、再発防止につなげるとともに議会のチェック機能強化を進めていく」と述べた。

 議運ではこのほか、最終本会議の運営方法などを協議した。「ヘルプマークのさらなる普及推進」と「静岡地裁沼津支部における労働審判の実施」を求める2件の意見書案と、固定資産評価委員専任、教育委員会委員任命、人権擁護委員候補者推薦の3件の人事案の提出を決めた。