土のう作りを行う消防団員ら=鎌田の伊東大川浄水場

 雨期と台風シーズンを控え、本年度の「伊東市水防訓練」が1日、鎌田の伊東大川浄水場で行われた。市、市消防団、伊東消防署、鎌田区、自主防災会などから約120人が参加、土のう作り・積みなどを通じ、水害時の迅速で的確な応急対策活動の習得に励んだ。

 土のう作りは消防団員らが中心となって2人1組で行い、スコップで3杯程度の砂を土のう袋に入れ、しっかりとひもで結んだ。土のうを積み上げる作業にも取り組んだ。

 水防訓練は市水防計画で年1回以上が義務付けられており、毎年この時期に地区持ち回りで実施している。あいさつで佐野博之副市長は、大雨や短時間での激しい雨による前例のない水害が多くなってきている現状を危惧した上で「日頃からの訓練が重要であり、水害に備えて一層の準備をしてほしい」と呼び掛けた。伊東建設業協同組合が初めて参加し、伊東署、県熱海土木事務所、国土交通省が視察した。

 訓練は台風接近で県内は暴風域に入り、午前7時現在、伊東市内の総雨量が210ミリを記録。鎌田地区は伊東大川の水位が急激に上昇し、危険な状態となった。市は水防本部を設置して警戒に当たり、降雨量が排水能力を上回ったことによる内水氾濫が起き、あふれた内水を伊東大川に排水した−との想定で実施した。

 【写説】土のう作りを行う消防団員ら=鎌田の伊東大川浄水場