今後の運営方針などについて意見を交わす特別委員会の委員ら=市役所

 ■再発防止策検討 「原因明らかに」

 伊東市のホテル跡地購入を巡る収賄罪で前市長の佃弘巳容被告(71)が逮捕・起訴されたことを受けて市議会が設置した「土地取得に関わる監視機能強化特別委員会」の第1回会合が12日、市役所で開かれた。今後の運営方針として、佃容疑者の在任期間中の土地取引を検証して再発防止策を検討するとともに、議会として疑惑を見抜けなかった原因を探ることを決めた。

 第1回会合では、佃被告の在任期間中に行われた10件の土地取引を検証対象とすることを決めた。今回の事件の贈収賄事件の舞台となったホテル跡地の土地取引を優先的に検証する。検証のため、土地取得における▽事業目的▽取得不動産の現況▽購入価格▽担当者と交渉記録―などの資料提供を市に求める。

 出席した委員からは「議会に何ができたのか、当局に何が足りなかったのかを精査したい」「このような事件が2度と起こらないよう、まずはホテル跡地についてしっかり検証すべきだ」「議会がなぜチェックできなかったのかを明らかにする必要がある」などの意見が出た。

 今回の事件を受け、市も「土地取得に関わる業務見直し検討委員会」を設置している。特別委は今後、検討委と連携して検証・検討を進める。特別委の四宮和彦委員長は「(土地取引における)行政のシステムの瑕疵(かし)を検証し、再発防止策を探っていく。議会として反省すべき点についても考える」と語った。

 特別委は今後、8月中に2回程度の会合を開き、9月に中間報告を行うことを予定している。

 【写説】今後の運営方針などについて意見を交わす特別委員会の委員ら=伊東市役所