伊東市八幡野の伊豆高原絵本の家(中込尚子代表)は31日まで、伊東市新井の昔ばなし「海からあがった霊石」の原画展を開いている。挿絵の原画16点と冊子を展示し、来場者を楽しませている。

 絵本の家の顧問で、日本児童文学者協会員の山本悟さん(86)=芝町=が文章を手がけ、都内の画家こやましげみさん(76)が絵を担当した。山本さんは1998年から手づくり絵本展を開いており、今作は29回目。

 ものがたりは明治29年の大火により、3社が合祀(ごうし)され新井神社となったいきさつ、一度海に沈んだ霊石がこつぜんと現れ大しけを鎮めた奇跡を紹介している。

 山本さんは「新井神社の伝統を伝える手助けに少しはなれたと思う」、こやまさんは「霊石が海から上がったことに着目して描いた」と話した。昭和26年から50年代の新井裸祭りの写真や覚書も合わせて披露している。

 時間は午前10時~午後5時。火、水、木休館。入館には活動資金となる300~500円の募金が必要。問い合わせは同施設〈電0557(55)3364〉へ。

 【写説】「海からあがった霊石」の原画について語る山本さん(右)とこやまさん=伊東市八幡野の伊豆高原絵本の家