関根新監督(中央)と共に大会に臨む下田フリッパーズの選手たち=伊東市営かどの球場

 ■新監督でスタート切る 主将・来瑠君、最後の大会 下田フリッパーズ

 下田フリッパーズは今シーズン、関根由行新監督(30)の下で、新たなスタートを切った。

 関根監督は今春就任。今年が最後の大会となる主将・捕手を務める長男の来瑠(らいる)君=稲生沢小6年=と親子で勝利を目指したいという思いもあり、就任要請を快諾した。開会式前には「まずはいい試合をしたい。その先に勝ちが付いてくればいい」と笑顔を見せた。

 「最近(選手たちが)ようやく思うように動き始めた」と手応えを感じており「今大会は出発点。これを契機にチームの結束を強めていきたい」と語った。

 ■伊豆長岡ウイングス・木村選手 けがも直前に復調

 伊豆長岡ウイングスの“ラッキーボーイ”木村翔選手(5年)は大会前、右足にけがを負って出場が危ぶまれたが直前に復調した。かどの球場第1試合、熱海ラビットジュニアとの試合に臨んだ。

 七回を終え、2―2の同点。木村選手は特別延長戦で3点を挙げる適時二塁打を放ち、勝利に貢献した。「打ってやろうと思ってバットを振ったら飛んでいった。気持ち良かった。次の試合も頑張る」と喜びを語った。

 ■「昨年より確実に上達」 修善寺東 2年連続メンバー11人

 修善寺東少年野球クラブは、昨年と全く同じメンバー11人で臨んだ。昨年は半数以上が入団したばかりで、上田知弘監督は「練習試合を含め、まだ勝利したことがないが、昨年よりは確実にうまくなっている」と手応えを口にした。

 強豪・伊東ジュニアとの試合は、二回までに7点を入れられる苦しい展開になったが、三回と四回は無失点でしのいだ。得点しないとコールド負けとなる五回表に1点を入れるなど意地を見せたが、最後は力尽きた。上田監督は「相手が強かったが、選手たちはよくやった」とたたえた。

 ■早朝からグラウンド整備 伊東のチーム保護者ら汗

 各会場では早朝から、伊東市のチームの保護者や市野球連盟役員らが、台風12号の影響による降雨でコンディションが悪化したグラウンドの整備に取り組んだ。

 市民グラウンドでは大池ジュニア、富士見ファイターズ、南伊東ベアーズの父母会会員ら50人ほどが、午前6時からグラウンドにたまった水を取り除くなどの作業を進めた。富士見父母会の佐々木進会長は「子どもたちのため、できることをやっている。何とか大会を開くことができてよかった」と話した。

 ■チームのやる気維持に一役 宇佐美少年野球団紅一点の稲葉選手

 前回大会で3位の好成績を残した宇佐美少年野球団は現在、1、2年の選手が6人いて、それぞれに元気よく個性的。中でも唯一の女子稲葉心乃和選手(2年)はしっかり者で“小さな風紀委員”的存在だ。練習に積極的で真面目な稲葉さん。先輩、後輩関係なく、怠けている選手を見つけると注意し、チームのモチベーション維持に一役買っている。稲葉さんは「チームに強くなってほしいのでこれからも頑張る」と目を輝かす。

 【写説】関根新監督(中央)と共に大会に臨む下田フリッパーズの選手たち=伊東市営かどの球場

 【写説】熱海ラビットジュニアとの特別延長戦で一挙3点を挙げる殊勲打を放つ伊豆長岡ウイングスの木村選手=伊東市営かどの球場第1試合

 【写説】試合終了後、応援席にあいさつする修善寺東の選手たち=伊東市立東小グラウンド

 【写説】グラウンドの水を取り除く父母会会員ら=伊東市玖須美元和田の市民グラウンド

 【写説】】“しっかり者”でチームを支える宇佐美少年野球団唯一の女子選手・稲葉心乃和さん(右)=伊東市営かどの球場