ぶかぶかのスパイクでボールボーイを務める高力君(左)=伊東市民グラウンドA

 「第42回オール伊豆少年野球学童部大会」は2日目の31日、2回戦と準々決勝の12試合が行われた。“ブカブカ”の大きなスパイクを履いたボールボーイ、息の合った4年生からのバッテリーなど初日に続いて、集めた話題を紹介する。

 ■スパイクぶかぶか 大仁ノース高力君、先輩に借りボール渡し

 大仁ノースの高力碧斗君(伊豆の国市立大仁北小3年)は、二回り以上サイズの大きいスパイクを履いて、ボールボーイを務めた。スパイクを家に忘れてきた先輩に自分のスパイクを貸し、車酔いで出場できなかった先輩のスパイクを借りた。

 「ぶかぶかで走りにくかった」と言いながら、審判へのボール渡しをきちんとやり遂げた。忘れん坊の先輩のスパイクが届いた二回から、自分のものに履き替えた。

 四回には代打で打席に立った。「すごく緊張したけれど、試合に出られてうれしかった。もっとうまくなって、次はピッチャーで出場したい」と語った。

 ■5年生バッテリー、チームをけん引 函南少年野球クラブ

 函南少年野球クラブは5年生バッテリーがチームをけん引。大隅湊太投手(10)、杉本昴太捕手(11)の2人で、息の合ったプレーとリーダーシップで士気を高めている。

 チームのモットー「練習厳しく 試合は笑顔でリラックス」を合言葉に、杉本君はみんなで声を出すよう、率先して鼓舞。大会は準々決勝で涙をのむ結果となったが、左投げの大隅投手は「球にもっと磨きをかけて、来年に向けて頑張りたい」と抱負を語った。

 ■超遅球を駆使 函南シリウスの漆田投手、四回をピシャリ

 函南シリウスの漆田遥人投手(函南町立桑村小6年)は門野中第1試合、漫画に着想を得たユニークな超遅球を駆使した。富戸ジュニア打線を手玉に取り四回を無失点に抑え込んだ。

 五回表、漫画「メジャー」に学んだ山なり遅球を投じ、直後の速球で三振に切って取った。「強打者にたまに投げている。意表を突く作戦だ」と話した。

 ■3年目 息ぴったり 伊東ジュニアの大沼投手、上原捕手

 かどの球場で行われた2回戦第2試合、稲梓レインボーズ−伊東ジュニアは、伊東ジュニアが9−0の五回コールドで勝利した。

 伊東ジュニアのバッテリーはチームに2人しかいない6年生。投手の大沼聖君と捕手の上原堆我君は幼稚園のころから野球を始め、4年生からバッテリーを組んでいる。

 大沼君は「制球が定まらない場面もあったが、堆我がいい言葉を掛けてくれたのでしっかり切り替えられた」と試合を振り返った。

 【写説】ぶかぶかのスパイクでボールボーイを務める高力君(左)=伊東市民グラウンドA

 【写説】大隅投手(右から4人目)と杉本捕手(中央)の5年生バッテリーがけん引する函南少年野球クラブ=伊東市民グラウンド

 【写説】門野中第1試合、富戸ジュニア―函南シリウス、超遅球を駆使し富戸打線を翻弄する漆田投手=伊東市の門野中

 【写説】4年生からバッテリーを組む大沼君と上原君の投球練習=伊東市のかどの球場