本番前に演技や動きを確認する撮影スタッフと俳優=伊東市吉田のサザンクロスリゾート

 ■インバウンド推進協など支援 来春、タイ全域で公開

伊東市とタイのプーケットを舞台にしたタイ映画「オータム・フラワー(秋の花)」の伊東ロケがこのほど、市内で行われた。撮影に際しては、市、市インバウンド推進協議会(会長・北村太一サザンクロスリゾート社長)、「四季不知(しきしらず)」(吉川英宏社長)が全面支援、協力した。来春、同国全域の映画館で公開される。

 映画は、若い男女が悲しみを乗り越え、伊東とプーケットを行き来しながら恋するストーリー。チャイ・コンシラワットさんがプロデューサー、セーリー・ヤウォンさんが監督、スタット・インタヌプラコーンさんが撮影監督を務めている。

 日本語が堪能なヤウォン監督は、4年ほど前から吉川社長と通訳としてのビジネスパートナーで、同国からブーゲンビリアを輸入する仕事も手掛けている。同国のインバウンド(訪日外国人旅行者)強化を狙う市と同協議会の相談を受けた吉川社長が、ヤウォン監督を紹介し、映画化が実現した。劇中、伊東とプーケットの共通の花としてブーゲンビリアに焦点が当たるという。

 伊東でのロケ地は大室山、城ケ崎海岸、四季不知、サザンクロスリゾートなどで、3日間にわたって撮影された。主演男優のナッターキット・タイチャルンさんと、恋人役の女優ヌサラ・スーパッキットモンコンさんは、城ケ崎、大室山といった伊東の自然を称賛する一方、「タイと同じぐらい暑かった」と記録的な厳しい暑さの下での撮影を振り返った。

 ヤウォン監督は「伊東は自然、温泉、温厚な市民の人柄が素晴らしい。映画を通じて伊東の良さをタイに紹介したい」と力を込めている。

 【写説】本番前に演技や動きを確認する撮影スタッフと俳優=伊東市吉田のサザンクロスリゾート