高橋教育長らに提言内容を説明する森理事長(中央)=市役所

 ■保存会、市教委へ提言

 伊東市の宇佐美江戸城石丁場遺跡・伊豆古道保存会(森篤理事長)は29日、市教育委員会に宇佐美の国史跡「江戸城石垣石丁場跡」と市史跡「東浦路」の保存活用を提言した。包括的5、石丁場跡5、東浦路3の計13事項で、分かりやすい呼称や通称の設定なども盛り込んでいる。市役所で森理事長が高橋雄幸教育長に手渡した。

 包括的事項は、文化芸術振興基本法や文化財保護法などの改正に伴う必要な改正や検討開始、予算の積極的な確保に言及。石丁場跡は史跡内のポイントとなる場所の分かりやすい呼称の設定や入り口への説明看板の設置、東浦路は伊豆古道など内容が容易に想起できる通称の設定や誘導サインの設置−などを求めている。

 提言書を受け取った高橋教育長は「提言は真剣に受け止めている。現場を確認しながら、文化の向上に連携しながら取り組んでいきたい」と話した。

 江戸城石垣石丁場遺跡は、徳川家康が江戸城を築く上で必要な石の採石の痕跡が残る場所。東浦路は江戸時代の文献から老中松平定信、吉田松陰らが通り、歴史的に価値が高いとされる道。

 【写説】高橋教育長らに提言内容を説明する森理事長(中央)=伊東市役所