■「無慈悲」の声も「処分継続」

 伊東市が市税等の滞納処分の一環で行っている差し押さえの件数は、2017年度の1年間で1167件と16年度の163件に比べて激増した。18年度も8月末現在で前年同月比818件増となっており、17年度を超える執行件数となる見込み。12日の市議会9月定例会の決算大綱質疑で、日本共産党の質問に答えた。

 差し押さえ件数が激増した理由について市は、17年度から現年度滞納分を対象に加えたことを挙げた。ただちに滞納解消につなげるため、主に給与と普通預金を差し押さえているという。

 佐藤龍彦氏は、失業中の母子家庭の普通預金が差し押さえられた例を挙げ、「通帳の残高は800円だった。あまりに無慈悲。もっと市民に寄り添った徴収はできないか」と訴えた。

 小野達也市長は「差し押さえの対象となった人から、さまざまな声が上がっていることは理解している。丁寧に対応していくことは必要だと思う。しかし真面目に税金を納めている人たちのためにも、(差し押さえを含む滞納処分は)継続していきたい」と述べた。