コンクール出品作品を鑑賞する観客=伊東市湯川のホテル・サンハトヤ

 ■最高賞は増田さん(熱海・古屋旅館)

 ホテルや旅館の料理人らが味や技を競う「観光料理の祭典」技能コンクール(静岡、神奈川両県日本調理技能士会主催)が12日、伊東市湯川のホテル・サンハトヤで開かれた。両県から約50人が参加し、秋らしい趣向を凝らしたメニューを出品した。最高賞の静岡県知事賞にAコース(経験5年未満)は増田湧弥さん(古屋旅館=熱海市)、Bコース(同5年以上)は橋本映二さん(ホテルセンチュリー静岡=静岡市)が輝いた。

 静岡県内からはAコースに7点、Bコースに22点が出品された。テーマは「ワサビ」で、辛みを生かした肉料理や一手間加えたわさびゼリーなど、創意工夫が見られた。神奈川県はテーマを設けずに23点の出展があった。

 両県の料理・観光関係者ら29人が審査員を務め、季節感や芸術性、調理技術などを基準に採点した。一般公開では約200人が会場に詰めかけ、「きれい」「おいしそう」と職人の技にため息を漏らし、写真や動画を撮影していた。審査後、四條真一門による包丁儀式「蓬莱(ほうらい)の鯛」が行われた。

 静岡県日本調理技能士会の猪爪康之会長は「今年もレベルの高い作品がそろった。ワサビをしっかり使って地産の美食をアピールしていきたい」と語った。

 【写説】コンクール出品作品を鑑賞する観客=伊東市湯川のホテル・サンハトヤ