■JR東と東急 静岡DCへ「先進地に」

 JR東日本と東急電鉄は26日、バス、タクシー、レンタカーといった複数の交通機能をスマートフォンで検索、予約、決済できるなど目的地までシームレス(「継ぎ目のない」の意)に移動できる2次交通統合型サービス「観光型モビリティー・アズ・ア・サービス(MaaS、マース)」の実証実験を、来春実施される大型観光宣伝「静岡デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、伊豆で行うと発表した。地方型の実験は国内初という。

 観光行動のシームレス化を図る一方、国や自治体と連携しながら、新たな交通手段の開発に取り組むことで、旅行者の利便性や周遊効果向上、地方活性化に貢献するのが目的。地方観光拠点で、2次交通の担い手が減少し、観光客と住民に向けた移動サービスの維持が困難になっている昨今の課題解消にも取り組む。

 両社担当者らは「個別の利益は度外視し、利用客の利便性向上を第一に考えた取り組み。将来、伊豆をICT(情報通信技術)を活用した観光先進地域へと引き上げたい」と期待している。