鉄道版インフラドクターの計測デモンストレーション=伊豆急伊豆高原駅構内

 ■伊東で実証実験 「作業効率化に期待」

 東急電鉄、伊豆急行、首都高速道路、首都高技術は、地理情報と点群技術を活用した新しい鉄道保守管理システム「鉄道版インフラドクター」を共同開発する。27日、伊東市八幡野の伊豆急伊豆高原輸送管理センターなどで記者発表会と計測デモンストレーションを行った。来春まで伊豆急全線(伊東駅−伊豆急下田駅間45・7キロ間)や東急線内で実証実験を行いシステムを構築。現場が担ってきた保守点検、管理業務の効率化を狙う。

 首都高グループが開発した道路構造物の維持管理システム(インフラドクター)を鉄道に応用させる国内初の取り組み。レーザースキャンで得られる3次元点群データとGIS(地理情報システム)を連携させることで異常箇所の早期発見、構造物の3次元図面作成が可能となる。構造物点検作業などの大幅な効率化が期待できる。

 開発に向けた実証実験では、鉄道台車に3次元点群データ計測車両を載せ、主に営業時間外の深夜から未明にかけてレール上を走らせるという。

 小林秀樹伊豆急社長は「鉄道版インフラドクターが、異常箇所の早期発見、保守点検の効率化、ひいては利用客の安心・安全につながってほしい」と期待を寄せた。

 【写説】鉄道版インフラドクターの計測デモンストレーション=伊豆急伊豆高原駅構内