アユの稚魚採集のためにプランクトンネットを沈める東海大の学生=通学橋下流の伊東大川

 ■稚魚の流下確認 場所、時期知り「有効的保護に」

 県内水面漁協連合会と伊東市松川漁協は20日夜、同市の伊東大川(松川)でアユの産卵場や産卵期を確認するための稚魚捕獲調査を初めて行った。東海大の学生の協力を得て、通学橋と大川橋の周辺でプランクトンネットを使って流下稚魚を採集した。

 ◇  ◇  ◇

 同連合会の川嶋尚正専務によると、アユは午後5~7時にふ化することが分かっているという。今回の調査では午後5時から9時まで、30分おきに5分間ずつそれぞれの場所で稚魚を採集した。

 調査の結果、数は多くなかったものの稚魚が流下していることは確認できた。川嶋専務は「今年は県内各地の河川で、アユのふ化が1カ月ほど遅れている。夏の暑さの影響かもしれない」と話した。

 同連合会は今後、調査の結果を分析して伊東大川でのアユの産卵の実態を調査する。産卵場や産卵期を知ることが、より有効的なアユの保護につながるという。松川漁協の山本真示組合長は「いつまでもアユ釣りを楽しむことができるよう、調査結果を参考に引き続き川を守っていきたい」と話した。

 【写説】アユの稚魚採集のためにプランクトンネットを沈める東海大の学生=伊東市の通学橋下流の伊東大川