卒業式で立ち居振る舞いを発表するお座敷文化大学受講生ら=東海館

 ■芸妓衆が踊り、遊戯

 伊東市東松原町の伊東温泉観光・文化施設「東海館」で25日、第9回伊東温泉お座敷文化大学文化祭(市、お座敷文化大学実行委員会、伊東観光協会主催、伊東芸妓事業連合協同組合共催)が開かれた。お座敷文化の紹介やお座敷遊び体験、能・囃子・謡い発表など伝統文化に触れるさまざまな催しが繰り広げられた。

 はじめに卒業式が開かれた。受講生代表の滝川智世さん(品川区)と寺村由起さん(同市)に、「八重」「もみじ」の名前が贈られた。2人は舞台で、ふすまの開けたてやおじぎなどの立ち居振る舞いを披露した。講師を務める同組合の虫明博光専務は「お座敷文化を学ぶことで、古き良き日本人の心を思い出してほしい」と呼び掛けた。

 卒業式の後、同組合の芸妓(げいぎ)衆が「松のみどり」「紅葉の橋」「藤娘」などを舞った。来場者と共にお座敷遊び「金毘羅舟々」「トラ拳」などを楽しんだ。伊東子どもお能教室の生徒たちが練習の成果を発表した。

 同施設を会場に開かれている体験講座「お座敷文化大学」では、観光客らが気軽に芸妓文化に触れることができる。芸妓の衣装に身を包んでお座敷の作法や踊り、都々逸などを体験する。文化祭は、多くの人に講座を知ってもらうことを目的に毎年開かれている。

 【写説】卒業式で立ち居振る舞いを発表するお座敷文化大学受講生ら=伊東市の東海館