フッ素うがいに取り組む園児たち=南幼稚園富士見分園

 ■曲に合わせて“ぶくぶく”30秒

 伊東市内の5幼稚園、保育園は本年度から市の事業の一環で虫歯予防のためのフッ素うがいに取り組んでいる。市が国や県のデータで効果を確認し、依頼のあった園で導入。園児たちはみんなで楽しみながら歯の健康を学んでいる。

 フッ素うがいはフッ化ナトリウム水溶液で口をゆすぐ方法。ゆすいだ後、泡が多いほど効果が高いという。虫歯予防効果は50~60%で、厚生労働省は4歳児~中学生に推奨している。特に6歳より前に生え、虫歯になりやすい永久歯「6歳臼歯」を守るため、園児が実施すると良いとされる。全国では約1万の施設で100万人以上が実施している。

 市は5年前から導入を検討してきた。市によると、市内は虫歯がない子ども、何本もある子どもに分かれ、健康格差が見られるという。集団で実施し、虫歯の多い子どもの減少を図っている。

 市立南幼稚園富士見分園(山田さつき園長)は5歳児21人が取り組んでいる。園児たちは教諭の指示に従い、曲に合わせて30秒間口をゆすいだ。園児は「楽しかった」と笑顔でゆすいだ後の液を見せ合った。

 市は今後も拡大予定。市担当者は「市内は学校での歯磨き指導も少ない。小さいころから歯の健康を意識してほしい」と話した。

 【写説】フッ素うがいに取り組む園児たち=伊東市の南幼稚園富士見分園