今年が見納めとなる玖須美温泉会館入り口に植えられた伊東小室桜=芝町

 ■根伸び過ぎ近く伐採 最後の花見楽しんで

 伊東市芝町の玖須美温泉会館入り口に植えられた2本の伊東小室桜が、近く伐採されることが決まった。根が伸び過ぎて、花壇に収まらなくなってしまったため。見頃を迎えた桜は、地域の人たちに別れを告げるかのように咲き誇っている。

 2本の桜は8年ほど前、玖須美財産区議会OBでつくる「富玖の会」によって植栽された。日当たりのよい一等地に植えられた桜はぐんぐん育ち、毎年美しい花を咲かせて温泉会館利用者らの目を楽しませてきた。

 しかし育ち過ぎたのがあだとなり、花壇の石積みが壊れ始めた。桜の周囲にツツジが植えられていることから根を切り詰めることは難しく、移植するにも場所や費用の問題が解決できない。区議会はやむを得ず、伐採を決断した。

 区議会はお知らせを掲出し、桜の伐採を住民に周知している。毎年春の息吹を感じさせてくれた桜に感謝しつつ「残念だが、このあたりで見納めとさせてもらう。最後の花見を楽しんでほしい」と理解を求めている。

 【写説】今年が見納めとなる玖須美温泉会館入り口に植えられた伊東小室桜=伊東市芝町