「第30回IZUBI」の審査風景=昨年2月、市観光会館

 ■レベル上がり一般減少 出品数、ピーク時の半数以下―

 全国絵画公募展「IZUBI」が2019年度を最後に開催を見送ることになった。伊東市、市振興公社とともに主催する伊豆美術祭実行委員会の石井基雄委員長(69)によると、出品数の減少、時代の変化によるアートの多様化−などを総合的に判断した結果、という。

 来年2月に「ファイナル」

 石井委員長によると、ピーク時は約750点の出品があった。近年は運送費の値上げなどもあって大きな作品が減り、出品数も昨年2月の第30回は334点にとどまった。石井委員長は「発展してそれなりの評価をいただいているが、最初は新人の登竜門的な存在だった。最近はレベルアップにより一般の作品が減った」と話した。

 IZUBIは全国から絵画を公募し、作家の自由な創作を尊重した公開審査を行う。1983年の第1回展は出品者を伊豆限定にしたが、第3回展からは全国公募にした。第21回展から「伊豆美術祭絵画公募展」を「全国絵画公募展IZUBI」に名称を変更。第25回記念展から隔年開催とし、展覧会会場を十足の池田20世紀美術館にした。

 最後の審査会・展覧会となる「IZUBIファイナル」は来年2月開催の予定。市は開催事業として2019年度一般会計当初予算案に700万円を計上した。

 【写説】「第30回IZUBI」の審査風景=昨年2月、伊東市観光会館