同級生の答辞を聞き涙ぐむ生徒=対島中

 伊東市内の全15小中学校(小学校10、中学校5)で20日、卒業式が行われた。晴天の下、在校生、保護者、教員に見守られ、思い出の詰まった校舎から、983人(児童476人、生徒507人)が巣立った。

 ■対島中は101人

 対島中(稲葉高士校長)では、3クラス101人が卒業証書を受け取った。稲葉校長は「夢を持つとがんばれる。あきらめないことが成功への力となる」と、フィギュアスケートの紀平梨花選手や三陸鉄道の話を交えて、式辞を述べた。卒業生を代表して志村太一君が、涙で声を詰まらせながら、感謝の気持ちを述べた。

 卒業生全員で「命の歌」と「旅立ちの日に」を合唱。こみ上げる涙を抑えきれない生徒もいた。式後、在校生たちが校門までの道の両脇に並び、抱き合ったり、記念品を渡したり、名残惜しそうに卒業生を見送った。

 ■大池小73人、6年間の思い出発表

 大池小では73人が卒業した。卒業生はスーツや袴(はかま)などを身にまとい、緊張した面持ちで卒業式に臨んだ。井上雅夫校長が卒業生一人一人に卒業証書を手渡した。

 井上校長は「神は乗り越えられない試練は与えない。中学校でも困難に負けないでほしい」と卒業生にメッセージを送った。

 卒業生全員で遠足や修学旅行など6年間の思い出を語り、「たくさん迷惑をかけたけど、12年間育ててくれてありがとう」と両親への感謝を述べた。卒業生は小学校生活最後の校歌を歌い、伝統ある大池小のバトンを5年生へと引き継いだ。

 【写説】同級生の答辞を聞き涙ぐむ生徒=対島中

 【写説】6年間の楽しい思い出を語る卒業生=大池小