幻想的な雰囲気の中で演じられる狂言「樋の酒」=松川水上特設舞台

 ■松川水上舞台 「薪能」子ども教室生創作能も きょう名産市や武者行列

 伊東の開祖・伊東祐親をたたえる第44回「伊東祐親まつり」(NPO法人伊東市文化財史蹟保存会主催、市・伊東観光協会共催、伊豆新聞本社後援)が18日、開幕した。初日夜に、松川水上特設能舞台で薪能が上演された。かがり火に照らされた舞台で繰り広げられる幽玄の世界が、観客を魅了した。

 薪能は市三曲連盟の演奏に続いて、伊東子どもお能教室の生徒が登場。創作能「八重姫」や舞囃子(ばやし)「小袖曽我」などを披露した。

 日が落ち、かがり火の火入れが終わると、能舞台は厳かな雰囲気に包まれた。その中で、和泉流の野村萬斎さん(重要無形文化財総合指定保持者)が狂言「樋の酒」、観世流の加藤真悟さん(同)と観世流の古室知也さんが能「小袖曽我」を演じた。観客は川風を受けながら、日本の伝統芸能を堪能した。

 祐親まつりは19日も開かれる。松川藤の広場で伊東温泉名産市や式典、大道芸やよさこい踊りなどの舞台、JR伊東駅−松川藤の広場で武者行列、水上特設舞台で奉納舞台や夢舞台を予定している。

 【写説】幻想的な雰囲気の中で演じられる狂言「樋の酒」=伊東市の松川水上特設舞台