リニューアルした県境の無い地図「富士山美景遊観」

 ■山梨の情報追加 富士・箱根・伊豆、外国人観光客にまとめてPR

 3県の銀行、商工会議所、行政などで構成する「神奈川・山梨・静岡県境地方創生連絡会」は、県境の無い地図「富士山美景遊観」をリニューアルした。増加する外国人観光客に富士・箱根・伊豆地域をまとめてPRするため2年前に作製。その後に加わった山梨県側の情報を追加した。

 外国人に人気が高い富士山を切り口に、「温泉」「桜」「城」などを日英2カ国語で紹介した。「訪れる外国人にとって、県境など行政境は意味が無い」との考えに基づき、地図から県境・市町境や県名・市町名を撤廃。地域の一体性を分かりやすく表示した。

 A2判の両面カラー印刷で、持ち運びやすく、広げやすい八つ折りにした。イラスト面は、外国人に好まれる和風(浮世絵風)にした。駿河湾フェリーや三島スカイウォーク、大室山、河口湖、富士山本宮浅間大社、曽我梅林など、富士山のビュースポット写真12カ所を紹介している。広域図は東に羽田空港、西に富士山静岡空港を配し、空港からアクセスする公共交通機関が分かるようなガイドを添付した。2万5千部作り、空港や主要駅、各銀行の支店・取引先、各県の関係機関などに配布する。静岡県東部地域局地域課は「多くの外国人観光客に手にしてもらいたい」と話した。

 同連絡会は、2016年6月に静岡銀行と横浜銀行が締結した「富士・箱根・伊豆地域の観光振興に関する協定」を契機に、同年10月に設立。昨年10月に山梨の関係団体が加わる形で、発展的に移行した。

 【写説】リニューアルした県境の無い地図「富士山美景遊観」