おしゃれなパッケージが大好評の「按針珈琲」

 伊東といえば、温泉!そして毎年8月10日に行われる伊豆最大級の規模を誇る「按針祭海の花火大会」を思い浮かべる人も多いだろう。

 「按針祭」とは、当時の徳川幕府将軍・徳川家康の命を受け、日本初の西洋式帆船を伊東で建造、「青い目のサムライ」といわれた英国人・三浦按針(英国名:ウィリアム・アダムス)をしのぶ祭りである。

 のちにアダムスは、その功績をたたえられ、「水先案内人」を意味する「按針」という日本名を授かり、相模国(神奈川県三浦郡)に領地を与えられた。

 その按針の名前を付けたコーヒー「伊東 按針珈琲」が新しい伊東土産として人気を集めている。販売しているのは、創業1969年、伊東市の老舗コーヒー専門店・ヤマモトコーヒー。

 ジャマイカ産の豆に、高級なブルーマウンテンコーヒーを入れた按針珈琲は、香り豊かで、やわらかな酸味、コクの両方が味わえるのが特徴。

 2014年8月、按針ゆかりの都市4市(大分県臼杵市、横須賀市、長崎県平戸市、伊東市)による「按針サミット」が伊東市で開かれたことをきっかけに「なにか伊東らしいものを作りたい」と社長の土屋進さんが考案。当初はブレンドした豆とコーヒーのみの提供だったが、翌年の10月、ドリップパックの販売を開始した。1個150円(税別)。

 ドリップパックのデザイン画は、店のオープン時から親交のある世界的に有名な伊東市在住の彫刻家・重岡建治さんに依頼。重岡さんの描く按針像のファンは多く、箱入りのギフトセットも人気だという。

 店内いたるところに、重岡建治さんの彫刻作品や、有名画家の絵画を展示。アートにふれながら、「按針」や「家康」の時代に思いをはせてみるのも良い。(M)

◆店名:ヤマモトコーヒー一番館
◆住所:伊東市銀座元町3-20
◆電話:0557-37-9622
◆営業時間:午前8時~午後10時
◆年中無休
◆駐車場:15台